「週間金曜日」 株式会社金曜日 No.357 2001年3月30日

 労働条件の改善と質の向上を目指す
                                      キャンナス代表 菅原由美

  昨年の今ごろはケアプランの作成依頼が多く、満足できるプランを立てることは難しかったのですが、
今は少しは落ち着いて、プランが立てられるようになりました。ほかの事業者に忙しいからと断られ、たらい回しにされた
人からの依頼もあります。しかし、報酬面など、ケアマネージャーの労働条件の改善はいっこうになされないまま。
これでは、厚生労働省の指導どおりの膨大な事務作業をこなすのはムリです。利用者のアフターケアなどを考えれば、
自分が所属する事業者のサービスを利用するケアプランを作り、事務所内でヘルパーなどと連携しないと成り立ちません。
医療出身か福祉出身か、どちらにかたよっているケアマネジャーが多いので、両面見られるように質を向上させ、
利用者の声を大事に、介護保険をみんなでつくりあげていければと思います